才ノ神本陣は、長篠合戦の主戦場、連吾川沿いの平地を眼前に望む丘陵地に置かれた、武田勝頼の本陣である。長篠城を包囲していた勝頼は、織田・徳川連合軍の進軍を受けて軍議を開いた後、長篠城包囲戦の本陣医王寺山から清井田へ進出し、更に才ノ神へ本陣を進めて決戦に挑んでいった。ここで全軍を指揮していたが、戦況の推移に伴い更に内藤昌豊が陣を置く天王山へ陣所を移して昌豊と共に指揮を執ったとも言われる。
才ノ神本陣は、武田軍の武田信廉・内藤昌豊・原昌胤らが激戦を繰り広げた柳田前激戦地の後方の、比高35m程の丘陵上にある。山林となっているが、散策路が整備されていて、丘陵頂部に祠と石碑・解説板が立っている。明確な遺構は少ないが、丘陵の北西などに空堀状の地形や、堀切状の切通し道が見られる。尚、現地解説板の呼称は「武田勝頼才ノ神観戦地」であるが、「観戦」とはあまりにも勝頼をバカにした様な呼称なので、ここでは他の案内板に書かれていた「武田勝頼才ノ神本陣」の呼称を採用した。
本陣地の頂部付近→
お城評価(満点=五つ星):☆☆
場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/34.923459/137.529872/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1g1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1

長篠合戦と武田勝頼 (敗者の日本史 9) - 平山 優
ラベル:陣所

