川路城は、この地の土豪設楽越中守貞通の居城である。貞通は、まだ松平元康と名乗っていた徳川家康が今川義元討死後に今川氏から離反して自立した際、野田菅沼氏・西郷氏らと共に早い段階から家康に従った。長篠合戦時には、酒井忠次率いる鳶ヶ巣山奇襲隊に参加し、武田勢の退路を断つ活躍を見せた。1590年の小田原の役の後、徳川氏が関東に移封となると、貞通の嫡男貞清も関東に移り、武蔵国太田庄羽生領の内、加須・礼羽・馬内・戸崎の4ヶ村1500石を拝領し、礼羽に陣屋を構えた。
川路城は、連吾川西岸の台地上に築かれていた。方形に近い形状の単郭の城館であったようだが、遺構は全く残っていない。わずかにお鷹井戸と呼ばれる井戸跡が残るが、現在は立入禁止となっていて見ることができない。それでも市の史跡に指定され、標柱が立つ。
お城評価(満点=五つ星):☆
場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/34.910295/137.521620/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1g1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1

ワイド&パノラマ 鳥瞰・復元イラスト 戦国の城 - 香川元太郎
ラベル:中世平城

